浮雲徒然日記

今は中国のネット規制が非常に厳しいのですがこのブログはまだシャットダウンされていません。

水耕栽培始めて1カ月以上、水耕栽培にも何とか慣れてきて手あたり次第水につけて栽培して見ています。まだ経験蓄積の時間、何でもやってみます。
まだ複雑な液の濃度管理、病害虫対策等の問題に遭遇していませんので水耕栽培やっているとはまだ言えません。取り組み始めたというところです。

接着(1)及び材料開発。

ライニングと言うものはゴムライニングであれ樹脂ライニングであれ強度を担う構造材:鉄、高、セメント等と耐蝕性と言う機能を担うゴムや樹脂の複合材でありその異種材料を結び付ける接着技術、接着剤の役割も重要な要素を占める。先の耐蝕性、耐薬品性、耐摩耗性のデーター収集はあくまで材料開発、工法開発の為の補助、サポートデーターであり、データーのみでは商品は生まれずデーターを伴った材料開発なり工法開発が出来て初めて外販が可能な商品が生まれる。


この接着技術、及び接着剤の開発も複合材であるライニングなりFRPの重要な構成要素を占める。


接着には投錨効果による接着:極性の近似した材料の濡れ効果、及び異種材料の化学反応による結び付き及びそれらの複合効果によるものがある。


しかし天然硬質ゴムの投錨効果による接着もより投錨効果を発揮するための接着剤の極性を極力訓示させる濡れ効果の発揮及び高温軟化時の投錨効果の補助としての化学反応性の付加による高温時の接着力の保持、あるいは試験室等の環境保持された条件下での接着作業と現場作業の如く劣悪な環境下での接着機能の信頼性の確保の為の対策、あるいは接着は危険物を扱う危険な作業下での安全性の確保あるいは接着剤自体の不燃化等接着に伴う課題もまだ多く積み残されている。


耐蝕性、耐摩耗性データーを持った上で接着剤の開発に伴う工法の改良、あるいはエアーの巻き込みの無い現場での作業方法の開発による性能の向上、及びそれらを基礎にした新材料の開発が出来て初めて試験室の存在価値が出てくる。


わが試験室は基礎データーの収集と並行して高機能材料の開発を進めるものでありたい。いつそのような物ができるか誰にもわからないが夢を持って研究をして行く事自体が楽しい経過であり試験の楽しみは結果を夢見ながら研究を進めるその過程の中に存在する。結果が出ればよいものであれ失敗であれああそうか、で終わることになる。試験の楽しみは経過の楽しみである。


ここが結果が全ての経営との違いかな、

摩擦摩耗試験(1)

試験室のもう一つのデーター取得が必要なテーマとして、摩耗試験がある。摩耗とは実用上あらゆる箇所にて遭遇する現象であるがその条件は千差万別であり試験条件を僅かに変動すると結果は全く別の結果を示すこともあり、最も難しい試験項目であるが最も広範に見られる現象である。試験の非常に難しい項目であり最も信頼性のある試験データーは実使用の結果がその使用条件の試験データであり且つそのデーターは他の機器に適用できないその使用条件、使用機器に特有のデーターであるとも言われています。


その中でライニングに関連深い摩耗現象としてスラリー摩耗があります。


スラリー摩耗と粉体摩耗、水媒体の存在下でのウエット摩耗、水の無いドライ摩耗、衝撃力の小さい微粒子による摩耗、ボールミルの如く衝撃力の大きい下での粉体摩耗なりスラリー摩耗、流速に代表される微粒子の衝突速度、衝突エネルギーと摩耗の関係、


ゴムの様にエネルギー吸収による耐摩耗力の向上対策、アルミナセラミックの様に分子間の結合エネルギーの大きい物、結合強度によって発揮される耐摩耗力:サンドブラストの噴射ノズルの様な。


摩耗の条件設定、による摩耗データの集積、及び最終的には実使用結果による実証データー、摩耗に関する試験テーマはほとんど無限にあるが実際の商品になかなか結び付かない経済効率の最も悪いテーマでもありなかなかデーターが蓄積されていないのが銀実でもある。


どのような条件設定をしどのようなデーターをとるかを検討するのも試験室の大きな課題である。


それこそありとあらゆる条件設定が出てきて収拾のつかなくなる可能性も大きい。多分途中で投げるかも知れないが。検討だけはしてみよう。

テストチューブ老化試験機(2)及び資金の準備。

もう1社からの見積もりが出ました。こちらは熱空気加熱式であるのでかなりの価格ダウンを期待したのであるが、それでも130万円/1台とかなり高い。日本の試験装置簡単なものでもかなりの値段がするのですね。これを見て材料の耐薬品性を長期に渡ってデータどりする薬品浸漬試験装置は自家組み立てでたいおうすることにしましょう。


自家組み立ての場合自分に必要な機能だけを持っていればいいのでコスト的には全く別次元の物が期待できる。しかし、試験するのに試験装置から自分で組み立てて試験するのはさすがに今までやったことが無いが、これも自家研究室の定めでしょう。


明日からはネットで必要部品を探す事、組み立ての為の工具の準備も近くのナフコに行って探してみる必要があります。試験の為の前準備が必要です。ひとつづつゆっくり準備していくことにしましょう。


もう一つの重要な事は器具、材料、試料を準備するにしても先立つ資金が無いことにはどうしようもありません。


中国側に当面の資金として500万円程準備するように頼んでいますがまだ返事がありません。これの準備可能金額に応じて試験の準備状況も変わって来ます。


果たしてどうなることやら。